【習作】『ガラスの海を渡る舟』

寺地はるなさんの『ガラスの海を渡る舟』の装画をイメージしてを描きました。


この作品は、ガラス工房や作品を販売するお店を経営する兄妹の物語です。

私自身が大学時代に工芸を学んでおり、素材物が好きだったり、

ガラス作家として活動している先輩や同級生がいて親近感を持つ内容の為、今回選んでみました。



〜習作について〜

兄(道)の方は、空の景色で気に入ったものがあると、写真を撮ります。

その時の風景をイメージして作品に取り入れました。

また、物語の中で、

兄が、妹に、

「ガラスは海だと思っている。

自然を完全に制御することはできない。そう思ったら、気が楽になる。」

と、“ガラス制作=海”として例えるシーンがあります。

明日からも、また炉に向かう日々は続く。ガラスの海の上で進む方向がわからなくなった時は、自分の、この手を見よう。

その一節を踏まえて、ポジティブなイメージとして鳥の群れを取り入れました。

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